今、財務省の公文書偽造問題で日本中が大揺れですね。
しかし、この事件は起こるべきして起きたことではないでしょうか?安倍政権になって内閣調査局なる日本版CIAも作り、内閣府人事局も作って官僚を意のままに操る。その弊害は、昨今の前川氏の中学校での講演における行動監視事案に如実に現れます。そして、前川氏の出会い系の監視事件も同じ内閣情報局の関与でした。
この国の政治は、明らかに先祖返りに陥っています。戦前の情報統制によって国民を戦争へと誘導した悪夢が蘇る方も多いのではないでしょうか。しかし、政治の劣化と共に、行政官も大きな後退をしてしまった理由は、なんでしょうか?私は、「日本社会のモラル」にあると思います。北欧の政治は、どこを調べてみても国民を第一に考えた制度をしっかりと作っています。そして、常に社会的弱者を優先しようという優しで溢れています。GDPでは日本より下ですし、経済規模でも日本を下回っています。それでも、フィンランドは国民が幸福度を享受しています。スウェーデンは、将来不安が全くない国として、国民が誇りを持っています。翻って日本はどうでしょうか?
ただここで、立ち止まって考えなければならないでしょう。
政治は、国民のものであり為のものです。しかし、現状は一部の特権階級とは言えないまでも、それにちかい階層のためのものになっていないでしょうか?
その責任は、一般の国民にあると思いませんか?「人任せ」「偉い人がやってくれる」昔から日本人は、そうやって政治を人任せにしてきました。その結果が、今日の政治や行政に現れている、私はそう実感します。
国という人間は存在しませんが、私たちの頭の中に勝手に「国」という妄想を作り上げたことで、「責任逃れ」をしてきたのではないかと反省しています。
将来ある若者に、自身を持って政治を語れる大人に成りたいものだと、改めて感じております。